ある社長語録

『9つの会社を持つ社長のお話』
渋田タグボート株式会社社長 渋田政盛様 語録

1.貴社の商品(サービス)をどのように提供されていますか?

品質と安全を社員の技術によって、港湾建設を手がける会社に提供し、そこから対価を得ている。
商品・・・危険な海上で作業船等の物を安全に運ぶ事。

2.貴社のビジョンは?

  • お客様に必要とされるニーズに応え、社会的貢献をすること。
  • ビジネスチャンスを見つけ、何も無いところから自分のノウハウとアイディアによって、ビジネスに仕上げる事
  • 会社を大きくするのではなく質を高くしていきたい。
    同業他者の出来ないことをしたい。

3.貴社の商品(サービス)の売りはどこですか?

弱者の論理・・・弱い者は狭い地域の中の特化した市場でダントツの一番になる。(2位、3位、4位はない。)
【参考】「強者の論理 弱者の論理」
例)サハリン(ロシア)の港湾ビジネスは渋田に聞け!といわれるようになる。

4.社長ご自身の強み

  • 仕事を待たない。→どこへでも飛んでいって直接交渉
  • 自分に無いものを持っている優秀な部下がいる。
    その部下を尊敬している。
    私は全ての分野におけるスペシャリストではない。
    どの分野でも一番は私にはできない。
  • 自分の周りにスペシャリストをたくさん置いてそれらの人、全部の能力を有効に発揮させる。それが強み。
  • 新しいジャンルのビジネスのヒントを見つけることが楽しい。
  • 一人勝ちは独り負けに通ずる。自他共栄(柔道精神)。

5.一言で言うとどんな会社?

いつも賑やか発展途上
その心は・・・・形がいつでも変化できる少数精鋭軍団を目指している。

6.社長の仕事とは?

  • 第一に会社をつぶさない事。
  • 働いている人が、自分も会社と一緒に成長できる事を感じられるよう援助して行く、その結果1年後、5年後に大きくなれる事。
  • 安心して、生きがいを感じて働ける場を作ること。

7.子供の頃は何になりたかったですか?

多勢に対抗する少数グループのボス

8.どの国を安住の地にしますか?

働く、遊ぶ、休む のバランスが大事。
何もないところでゆっくりとしたいと思った。
マーシャル諸島、パラオのような自然の中で3週間以上、毎日、何にもしなかったら反ってストレスになった。
do nothing = ストレス
仕事のやり過ぎ = ストレス

両極端をやってみて、よく働き、よく遊ぶ、休むのバランスを取る事が大切と気付く。
・世界中を飛び回りたい。しがらみがない方がいい。
・具体的にはオーストラリア北部 ケアンズ、パース。食べ歩きならイタリアがいい。

スペシャル語録。

1.人生にとって大事な事は

健康、人間関係、生きがい。

年をとったら、共通の価値観のある友人達と、村やコミュニティーを作る。
そこではお互いを尊敬しあい、お互いの価値を認め合っている姿。
お金を出せるものは出し、時間を出せるものは時間を提供する事によるコミュニティーの形成。

2.意欲が先で、物欲は後。

何かやろう。何か作ろうとは思うが。
自分が所有するんだ。自分の所にないといけない。 という気はない。

必要であるかないかが基準。物は死んで迄持っていけない。
借りたほうが良ければ借り、買った方が良ければ買う。
物が欲しいから物を持つのではなく、機能が必要だから物を持つ。
例えば、マンションは買ってもいつでも売れる。
買う方が都合よければ買い、借りる方が便利なら借りる。

3.動きながら、考えていてアイディアが出る。

困っていて動き回っていると何か見つかる。何もしないでただ唸っていてもアイディアは出ない。

4.即断できる事と即断してはいけない事がある。
  • 即断する事・・・・・・・・行動で迷う時は行動するほうに即断する。
  • 即断してはいけない事・・・人事が絡むことで迷う時は即断せず。

潜在意識の中で心にひっかかる時は即断しない。
自分が今気づかないことを潜在意識は知っている。
数日後、一週間後に突然、答えが出てくる。

5.願っていると道は開かれる。

たまたま付けたテレビ。たまたま開いた本のページ。
たまたま見た映画。何気なくすれ違う情景。
その中に、考えていたヒントや、答えがある。
「第十の予言」ジェームズ・レッドフィールド著書 との出会い。

思いがけず、何度か会う人がいたら、声をかけなさい。
前世に出合った大切な人かもしれない。
この本はいつも自分が思っている事を本にしていた。

6.眠れないほどの悩みは眠りながらも考える。夢がヒントをくれる。

翌朝。これだ!と出る事がある。

7.決断

一つ会社を閉める・・・・これから失うお金より次の生まれるお金にかける。
チャンスがあってアイディアがある。そこにムラムラとくれば事業が始まる。

8.物事をうまくいかせるには。

自分の心の状態をいい状態にすることが大事。
物事を難しくしているのは自分の気持ちの状態。
何の問題もないさ。という心の状態になれば、笑顔も生まれ、いい方向に向く。
例えば、夜中に考えて、どうしようかと思い悩むような事も朝日の当たる中で考えると比較的簡単に解決策が見つかったりする。

9.ひとりの人生として自分を認める。

人生仕事が全てじゃない。→自分にOKのエネルギーを送る。それが基盤となる。

10.コミュニケーションはビジネス成功の源。

アメリカ人のビジネス関係はクールと言われるが、マネージャーが同僚や部下と会う時、相手をご機嫌にさせる挨拶。「元気?どうぉ?最近釣り行ってる?」軽い乗りだが軽率、軽薄じゃない。
そうやっていつも相手を気づかうコミュニケーションを取りモチヴェイションを上げている。

11.気分のいい時に難しい事をやる!

難しい事はイラついていたり落ち込んでいる時にしない。
交渉事。もめ事。謝罪。嫌だなぁと思う事は先に自分をご機嫌にしてから一気に片付ける。

12.日本人が取り戻さなければならない。・・・自分のdignity

日本人の日本人らしい尊厳は崩れ去った。
今やる事は次の次の世代。40年後を見据えた人間の育成。
日本人が日本を好きになるために、日本人に精神性と道徳を。

13.一番最初の成功体験は?

成績の悪かった小学生の頃。算数の先生が言った。
「この問題が最初に解けた者から教室を出て外で遊んでいい!」
外に出たい!教室から出たい!その為に勉強をした・・。
2ヶ月後、猛スピードで問題を解くと、一番で教室を出た。最高に気持ちが良かった。
なんだ。これだけやれば結果が付いてくるのか。
その後、55人中クラスで35番くらいだった算数の成績が一機に1番をとった。

14.会社員生活の成功体験。

ある商社から自動販売機のオペレーター会社に中途入社した。
当時、高速道路に於ける当社の自動販売機設置台数はゼロ状態だった。
それを2年間私に挨拶(ゴマすり)に来る必要はない。
そんな暇があったら一台でも設置してくれ。で20億円の売上げ
に。
部下に言った。成績が上がれば、すぐに給料を上げ、ボーナスを出し、昇格をさせた。
たった一年で皆の態度は豹変した。
死んだような無気力な会議が活気と躍動感に溢れた。

優秀な部下をどんどん昇格させ、結局自分と同じ部長にしてしまった。
成績は優秀な部下が上げる。それがチームを運営する私の成果だ。結果取締役になる。

15.嫌な仕事は自分がやる。

会社員生活の頃。部下が方々に営業に回る一方。私のしていた事は防衛営業。
理不尽な理由で、納品台数を減らされる宣告を受ける。
そこから防衛営業は始まる。通常の成功率10%未満。私の成功率70%。

ありとあらゆる手段を講じる。断ってきた相手の上司。またその上。関連の会社。
政治家。労働組合幹部。法律。等、人・物・金・情報。使える手は何でも使う。

16.接待は誰のため?

接待をする相手に全神経を注ぐ。
にこやかに笑っていながら、夜の席でも店の女性が何処を見てどんな動きをしているかチェック。
勉強になる点があった。
接待の場所は顔ぶれ、年齢、人数と目的に合わせて、準備。接客態度、味、雰囲気いい店を選ぶ。
接待の目的はお客との良い関係を作る事、(その為には、こちらの事を知ってもらう。相手のことをよく知る)それを勘違いして自分が楽しんでしまう人がいる。